英語メールで「承知しました」は何て書くの?
ビジネスで英語を使うみなさん、日本語でいう「承知しました」を何て言うべきか悩んだことはありませんか?
日本語メールで上司や取引先、時には同僚にも使用するこの「承知しました」英語で何て言うのが正解なのでしょうか?
いろいろ調べたけどどわからないよ・・上司に使ってOKな表現かわからないし・・
このブログではそんなあなたの悩みを解決します!
“Understood“や”Acknowledged“など「承知しました」「了解しまいた」を意味する言葉とその使い方を紹介します!
はじめに
「承知しました」のニュアンスの整理
英語で何というべきかを述べる前にに、「承知しました」の背後にあるニュアンスを整理したいと思います。
日本のビジネス文脈では、上司など目上の人に対して、情報の受領と理解を確認し、必要な行動を取ることを示す方法として使用されます。
マイナビニュースさんが分かりやすく解説をされていたので引用をさせていただきます。
取引先や目上の人に対して「分かりました」という気持ちを表現するには、「承知しました」がふさわしい言葉とされています。これは、「承知する」という言葉が「わかる(了解する)」の謙譲語だからです。ちなみに、「承知しました」よりも「承知いたしました」とした方がより丁寧に感じるかもしれませんが、「承知する」がすでに謙譲語であることから、「する」を「いたす」という謙譲語に変換せずとも、失礼にあたることはありません。
https://news.mynavi.jp/article/20180216-585299/
一般的な「承知しました」の紹介
それでは、この日本語でいう承知しましたを英語で言いたい場合どのように表現ができるのでしょうか。数パターン紹介をいたします。
Understood
冒頭のニュアンスで述べた通り、この表現では、情報を認識したことをストレートに示す方法となります。
日本語では「承知しました」「了解しました」のニュアンスに近い表現になります。
“I understood”, “understood”どちらでも使用可能です。
下記に例文を示します。
例: “Please send me the report by Friday.”
「金曜日までにレポートを送ってください。」
“Understood.”
「承知しました。
ビジネスのコンテキストでは、”Understood” は相手の指示や要求を理解したことを簡潔に伝えるために使われることがあります。しかし、目上の人や上司に対して使用する際には、少しカジュアルすぎると感じることもあるかもしれません。
そういった場合は “I understand” や “Noted” といった表現を使うことで、より礼儀正しく伝えることができます。
Notedについては下記で解説します!
Acknowledged
Understoodよりも少しフォーマルな印象を与える表現。こちらも、情報を受け取り、認識したことを示すことができます。
例: “Please note the changes in the meeting schedule.”
「会議のスケジュールの変更を確認してください。」
“Acknowledged.”
「承知しました。」
Noted
ビジネスシーンで大変よく使用されている表現だと思います。
情報を認識したことを示す表現。This is noted. とメールで使うことも多い。
例:The client wants to change the design.” 「クライアントがデザインを変更したいと思っています。」”Noted.” 「了解しました。
This is noted on ●●! で●●について了解です!という表現になります。
I’m on it
I’m on it(アイム オン イット)
情報を理解し、すぐに要求に対応することを示す積極的な表現。
例: “We need those calculations ASAP.” 「その計算をできるだけ早く必要としています。」”I’m on it.” 「すぐに取り掛かります。」
各表現のニュアンスの違いを説明
ここまでの説明で、「結局どれを使えばいいの?」と疑問に思った方も多いと思います。下記にニュアンスの違いをまとめますので、状況に応じて使い分けをしてみましょう。
- Acknowledged:
- この表現は主に情報が正確に受け取られ、認識されたことを伝える際に使用されます。上司にも使用可能。
- “Acknowledge” は「認める」「確認する」といった意味合いがあり、特定の情報やメッセージが受け取られたことを正式に確認する際に用いられることが多いです。
- 一部の業界や状況(例: IT、通信、軍事)では、特定の指示や通信が正確に受け取られたことを示すために使用されることがあります。
- Understood:
- この表現は、伝えられた内容を理解したことを示すために使用されます。
- “Understood” は「理解した」というニュアンスが強いため、単に情報を受け取ったことだけでなく、その内容を正確に把握したことを強調する際に用いられます。目上の人や上司に対して使用する際には、少しカジュアルすぎると感じることもあるかもしれません。
- 上司に使用する場合は、I understandやThis is noted が良い場合もあります。
- Noted:
- この表現は情報や要求を記録すること、または注意を払うことを確認するために使用されます。
- “Noted” はフォーマルな文脈での応答としても用いられ、特にビジネスのコミュニケーションでの使用が一般的です。
まとめ
英語も日本語同様、多くのニュアンスが存在します。どのフレーズを使用するか決定する際には、シチュエーションや伝えたい内容を考慮することが大切です。
「承知しました」の直接的な翻訳は存在しないものの、英語には理解や認識を示すさまざまな方法があります。
状況に合わせて適切なフレーズを選ぶことで、ビジネスのやり取りでのコミュニケーションを効果的に保つことができます!