帰国子女の英語力がもたらすメリットとデメリットについて解説!
最近では、幼い時を海外で過ごした帰国子女は珍しくなくなってきました。
親として子どもを海外で育てる時、海外で生まれ育ち、帰国子女が英語力を持つことがもたらすメリット、デメリットは何なのか?
インターナショナルスクールで英語メインの教育をすべきかどうかも含め、悩みは絶えません。
どんなメリットデメリットがあるの?
この記事ではそんな悩みを解決します!
- 帰国子女(幼い頃から英語教育を受ける)メリット・デメリット
- どういったことに注意をすれば良いのか?
- エビデンスに基づいた解説
について詳しく解説します!
帰国子女とは
帰国子女とは – 英語環境で育つことの意味 と思われがちですが、広辞苑によると、次のような意味になります。
親の勤務の関係などから長年海外で生活して帰国した子供。
広辞苑
このように、帰国子女とは、海外で生まれ育った子供たちが日本に帰国し、日本の学校で学ぶことを指しています。
彼(彼女)らは英語を母国語として話し、日本語を第二言語として学ぶことも多くなります(現地に日本人学校があり、通ってると必ずしもそうではないと思います。)
この記事では帰国子女たちの言語面、特に幼い頃から海外で英語を早期に身につけることのメリット・デメリットに焦点を当て述べていくこととします。
この英語環境での成長は、さまざまなメリットをもたらすとも言われている一方、その後の生活にデメリットをもたらすのでは?とも言われています。
おいおい、そんなこと言われたらどうしたらいいかわかんないよ・・
帰国子女の英語力がもたらす圧倒的なメリット
多言語能力の発達
帰国子女は、幼い頃から英語を使ってコミュニケーションをとってきたため、言語の柔軟性やコミュニケーション能力が高まると言われています。
ある研究によれば、脳の発達において多言語を話す経験は、認知機能や情報処理能力の向上につながるとされています。
グローバルな視野の獲得
帰国子女は、異なる文化や習慣に触れる機会が多いため、グローバルな視野を持つ傾向があります。異文化への理解や柔軟性が養われることで、国際的なビジネスや交流において優位に立つことができます。
学業成績の向上
帰国子女の英語力は、もちろん学業成績向上にもつながります。英語を母国語としているため、英語のリーディングやライティングの能力が高く、他の教科でも語彙力や文法の理解が優れていることがあります。
これにより、英語を使用する科目や留学の機会がある場合には、帰国子女は他の生徒よりも有利な立場に立つことができます。
キャリアの可能性の拡大
英語力を持つことは、就職やキャリアの可能性を広げることにつながります。
グローバルな企業や国際的な組織では、英語が求められる職種や役職が多くあります。帰国子女が優れた英語力を持っている場合、その競争力は高まります。
なんと言ってもまだまだ、日本にはいわゆる【グローバル人材】は少なく、英語がネイティブレベルであれば企業からの評価はかなり高いでしょう。
エビデンスを含めたメリットの裏付け
それってエビデンスあるの?
複数の研究によれば、帰国子女の英語力はコミュニケーション能力や認知機能の向上に寄与することが示されています。
また、異文化への理解や国際的なビジネスにおける競争力の向上にもつながることが報告されています。
デメリットの紹介
メリットがあればデメリットもあるよね?
皆さんが心配するデメリット。こちらにもしっかり触れていきましょう。
アイデンティティの葛藤
帰国子女は二つの異なる文化の間で育ったため、日本帰国後のアイデンティティの葛藤を経験することがあるそうです。
自身の所属や帰属を見つけることに苦労したり、自分自身のアイデンティティを確立する過程で苦しむことがあるかもしれません。
バランスを保つためのポイント
日本語能力の低下を防ぐために、日本語の維持と学習を積極的に行うことが重要です。
よく言われるのが【現代文の教科での読解に苦しむ】が挙げられています。
家庭や現地での日本語コミュニティなどで、日本語でのコミュニケーションや日本の文化に触れる機会を増やし、バランスの取れた言語能力を維持していくことが大切のようです。
この点が、現地での生活で一番苦労する点なのかもしれません。
まとめ
帰国子女にはメリットがたくさんある一方、将来日本での生活を視野に入れる場合、日本語能力とのバランスをよく考える必要があるようです。
例えば、インターナショナルスクールに通う場合、家庭での日本語教育のフォローは必須でしょう。
近くに同じような家族がいれば情報交換をしながらより良い方向を模索していきたいですね。
これから家族での駐在などを考える皆さんの参考になると幸いです!